錦織圭が親族猛反対でも貫いた6年愛 元モデル・山内舞さんと〝逆風婚〟の背景

2020年12月19日 09時00分

錦織圭(左)と山内舞さん

 男子テニスの錦織圭(30=日清食品)が18日に元モデルの「観月あこ」こと山内舞さん(29)との結婚を発表して、大きな話題となった。〝テニス界最後の大物独身〟と言われた男のゴールインに周囲は祝福ムードだが、一方で2人の交際には強烈な〝逆風〟が吹き続けたのも事実だ。一時は身近な関係者や親族にまで交際を反対されて、四面楚歌の状態に…。それでもブレずに結婚までたどり着いた裏には、何があったのか? 錦織の胸中に迫った。

 結婚秒読みと言われていた大物がついに決断した。錦織は自身の公式アプリで「かねてよりお付き合いしておりました山内舞さんと12月11日に入籍したことをご報告いたします。新しい伴侶を得て、再出発を期す来シーズンに向けて、しっかりと準備したいと思っています」(原文ママ)と報告した。

 関係者によると、本来なら今夏に行う予定だった東京五輪後に入籍を予定していたというが、新型コロナウイルス禍で大会は延期。右肩のケガ、新型コロナ感染と多難が続いた今年も舞さんが復活への道を支え、自身が29日で31歳になる直前、日本帰国中のタイミングでゴールインとなったという。

 錦織と舞さんの仲は広く知られるところだった。知人の紹介で知り合った舞さんと交際を始めたのは約6年前。その後に週刊誌などで報じられた上に、国内外の試合会場で錦織を見守る舞さんの姿がたびたび目撃されてきた。交際当初の錦織は自己最高の世界ランキング4位と飛ぶ鳥を落とす勢い。そこからは周知の通り、多数のスポンサー企業を抱える世界トップクラスのアスリートに成長し、イメージ調査でも常に上位に入る国民的スターとなった。

 その一方で、派手に見られがちなモデル活動をしていた舞さんを巡っては様々な噂が飛び交った。事実と異なる悪質なものもあり、次第に周囲からは交際を反対する声が大きくなった。

 あるテニス関係者は「特に父親は猛反対。お互いに頑固なので、彼女を巡って険悪になった時期もあります」と話す。また別の関係者は「遠征に同伴してスタンドで観戦する彼女に対して露骨に嫌悪感を示す人、心ない言葉を浴びせる人もいた」と打ち明けた。

 破局を望む周囲の声とは裏腹に、2人の絆は強くなった。錦織は周りから叩かれながらも献身的に支えてくれた舞さんを信じ、パートナーの味方であり続けた。周囲の声をあまり気にしないタイプとはいえ、これだけ反対されて何も感じなかったはずはないだろう。それでも結婚まで突き進んだのは、幼少期から変わらぬ〝鉄の意志〟があったから。錦織をよく知る関係者は「ケイは物腰は柔らかいけど、小さいころから恐ろしいほど頑固。父親の指示が間違っていると思ったら、ガンとして従わなかった」と証言する。

 小学低学年の時に出た大会の予選で負けたときには、本戦に進出した4歳上の姉・玲奈さんのレセプションパーティーへ家族で出席するはずだったが、入り口で「僕は行かない」ときびすを返し、両親の説得にも全く譲らなかったという。それは一流選手になった後も変わらない。米国で新車を購入する際には「安全な四駆を買いなさい」と言う父親に対し、錦織は「こっちのほうが乗りやすい」。最後まで自分を貫いたという。

 それだけに、大切な生涯の伴侶選びには周りの声など入る余地はなかったというわけ。錦織は最愛のパートナーと二人三脚で来季の完全復活を目指す。


【今季の錦織圭】2020年はテニス人生でも最大級の苦難が襲った。昨年夏以降に痛めた右ヒジに加え、シーズン終盤には右肩の故障にも見舞われた。さらに復帰目前の今年8月には新型コロナウイルスに感染。結局、錦織は世界ランキングを41位にまで下げ、不完全燃焼のまま今シーズンを終えた。

 だが、明るい兆しは十分ある。右肩のリハビリは順調で、先日のイベントでは「今年中に治ってサーブを100%打てる自信はある」と豪語。来年の4大大会初戦「全豪オープン」(2月8日開幕、メルボルン)での活躍を虎視眈々と狙っている。

 また来夏に延期した東京五輪でのメダル獲得も目標の一つ。多難の年を2人で乗り越え、来年は実りある一年とすることができるか。

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