【ジェネラリーOP】錦織圭は1年ぶり復帰戦で逆転負け ミス連発で1回戦敗退

2020年09月09日 00時58分

 男子テニスの世界ランキング34位・錦織圭(30=日清食品)が8日、オーストリア・キッツビューエルで開幕したツアー大会「ジェネラリー・オープン」のシングルス1回戦で約1年ぶりの実戦復帰。同47位のミオミル・ケツマノビッチ(21=セルビア)に6―4、4―6、2―6の逆転で敗れ、復帰戦を白星で飾れなかった。

 錦織は右ヒジ故障のため昨年8月から長期欠場。復帰目前の先月には新型コロナウイルスに感染し、出場予定だった全米オープン(開催中)を欠場していた。

 復帰の舞台は人数制限で観客が入ったセンターコート。クレーコートで開催される今大会は4大大会「全仏オープン」(27日開幕)の試金石となる大事な一戦だ。第6シードの錦織は場内からの拍手とともに登場。始動戦はサービスゲームから始まった。

 注目の第1セットのファーストゲームはフォア、バックのクロスのウイナー、ボレーなど軽快な動きできっちりキープ。さらに第2ゲームもウイナー3本決めてブレークする幸先いい滑り出しを見せた。その後も勢いは止まらない。第3ゲームではサービスエースを繰り出してラブゲームでキープ。さらに第4ゲームをブレークするなど、一気に5ゲーム連取した。だが、ここから試合の流れが激変。1ブレークを許して3ゲーム失うと、第9ゲームもストロークでミスが目立ってブレークされ、立て続けに4ゲームを落としてしまう。しかし、第10ゲームをブレークし、大味なゲーム展開の中で最初のセットを奪った。

 第2セットはラブゲームキープでスタート。その後は互いにサービスゲームを落とさない。試合が動いたのは第7ゲーム。やや疲れの見える錦織はダブルフォールトを連発してブレークされたが、直後の第8ゲームでブレークバック。しかし、またもや第9ゲームでダブルフォールトが出てブレークされ、第10ゲームの最後はサービスエースを食らって第2セットを落としてしまった。

 相手に傾いた流れは止まらない。ファイナルセットも第1、3ゲームをブレークされて劣勢となる。ラリーでの打ち損じ、狙ったウイナーがアウトになる展開が続いた。第4ゲームをブレークし、第5ゲームはサーブアンドボレーなど錦織らしいプレーが目立って盛り返したが、第7ゲームはデュースの末にブレークされて絶体絶命。迎えたケツマノビッチのサービンフォーザマッチ(キープすれば勝利)の第8ゲームはラブゲームで失って万事休した。

 試合序盤は1年ぶりとは思えぬ動きでロケットスタートを決めたが、終盤に力尽きて逆転負け。1回戦で姿を消してしまった。それでも随所に錦織らしいプレーも光った。まずはコートに戻って来たことが何よりの収穫だ。