【全米OP】大坂なおみ「球際の強さ」の陰に…シャラポワを長年支えた名コーチの存在

2020年09月08日 06時15分

大坂(左)とシャラポワ

 テニスの全米オープン(ニューヨーク)で大坂なおみ(22=日清食品)女子シングルス4回戦で世界ランキング21位アネット・コンタベイト(24=エストニア)を6―3、6―4のストレートで撃破して8強進出。時速190キロの強力なサーブに加え、ラリーでしぶとさも目立った。勝利後には「今年ベストの試合かも」と自画自賛したが、GAORAテニス中継解説者の佐藤武文氏(49)も「完璧でした。とにかくよく球を拾う。強打の選手があれだけしつこいと相手はなすすべがない」と舌を巻いた。

 新型コロナウイルス禍の中断明けから8連勝。この強さの秘訣は「球際の強さ」という。佐藤氏は「サイドステップが数㌢だけ伸びたことで、今まで届かなかったボールに対応できている」と指摘。その立役者が7月に専属トレーニングコーチに就任した中村豊氏(48)だ。あの元女王マリア・シャラポワ(33=ロシア)を長年支えた人物として知られる。

「彼はとても感性がこまやか。常に新しいことを模索する方です。シャラポワと信頼関係を築き、苦手だった細かいステップが磨かれたのは彼の手腕です」(佐藤氏)

 大坂は4回戦で2012年2月に自警団リーダーに射殺された黒人の高校生、トレイボン・マーティンさんの名前入りマスクを着用。マーティンさんの事件は容疑者が無罪となり「BLACK LIVES MATTER(黒人の命も大事だ)」運動につながったとされる。決勝まで7種類の〝人種差別抗議マスク〟を披露する目標に向け、準々決勝では世界93位シェルビー・ロジャース(27=米国)と対戦する。