【車いすテニス】国枝慎吾「ポイントが付くのであれば」全米オープン出場に前向き姿勢

2020年06月28日 19時30分

チャレンジテニスに出場した国枝(左)と西岡

 日本男子トップ選手が集結した無観客のエキシビションマッチ「橋本総業チャレンジテニス」2日目が28日、千葉・柏市の吉田記念テニス研修センターで行われた。

 発起人の一人で車いすテニス世界王者・国枝慎吾(36=ユニクロ)は、世界ランキング48位の西岡良仁(24=ミキハウス)とのペアで出場。同112位のダニエル太郎(27=エイブル)、車いすテニス世界ランキング18位の荒井大輔(32=BNPパリバ)、組と対戦し、8―4で勝利を収めた。

 今回の一戦はシングルスの選手と車いすの選手がペアを組んで戦う「ニューミックスダブルス」というスタイルで実施された。試合後、オンライン取材に応じた国枝は「ネットを挟んでプレーをすることで、健常者とも一緒にできるという魅力を伝えることができたかな」と手応えを口にした。

 また、一時は中止が決まっていた全米オープンの車いすテニスの部が「障害者を差別している」との批判の声が相次いだことで、一転して開催されることになった件についても触れ「僕自身はまだまだ車いすテニスはお客さんの方も多くないし、マーケット主義という部分では理解できる。もちろん感染症対策で、人数を減らしたいという意図は分かっていた」と一定の理解を示したものの「公式にアナウンスする前に、車いすテニスの選手会に、その情報を伝えておけばこういうことがなかったのではと思った」と私見を述べた。

 自身の参加については「これから考えたいと思うけど、もしポイントが付くのであれば、来年のパラリンピックのシード権にもかかわってくるので、出場する気ではいる」と明かしたが、米国の新型コロナウイルスの感染状況によっては辞退する可能性も示唆した。