ジャンプ沙羅めぐり“布団戦争”ボッ発

2013年09月28日 16時00分

錦織(左)とがっちり握手する高梨

 スキージャンプ女子のソチ五輪金メダル候補・高梨沙羅(16=クラレ)をめぐり、とんだ“布団戦争”が勃発した。26日、都内で行われたイベントでマットレスパッドを販売する「エアウィーヴ」の高岡本州(もとくに)社長(53)が、自社製品PRのため高梨の写真を使用した同業種の「東京西川」に不快感を表明。ただ、全日本スキー連盟と契約している東京西川は困惑を隠さず、過熱する高梨フィーバーが思わぬところに飛び火してしまった格好だ。

 

 エアウィーヴと東京西川は寝具の販売で競合。しかもエアウィーヴは日本オリンピック委員会(JOC)の公式パートナー、東京西川は12日付でスキー連盟とスポンサー契約を結び、マットレスの提供で火花を散らすことになった。

 

 そんな微妙な状況で行われたのが「エアウィーヴ睡眠研究への取り組みとJOCソチオリンピック日本選手向け製品発表会」の記者会見。高岡社長は東京西川が高梨の写真を使って商品をPRしたことに「くしくもご本人(高梨)の意思に反して写真撮られちゃって、非常に苦労している状況でございます」と抗議の声を上げたのだ。

 

 高梨は1年前からエアウィーヴのマットレスを自宅や遠征先などで使用しており、スポンサー契約も結んでいるため誤解を招く恐れがあるという。会見後、高岡社長は本紙記者に東京西川やチェーン店が発表した資料のコピーを手渡し「(東京西川は)別に(高梨)本人をスポンサーしているわけでもない。だけど、さぞかし使っているみたいに…。こういう会社さんがたくさんある。それは我々はちょっとおかしいと思っている」と語気を強めた。

 

 一方、東京西川は「非常に困惑しています。うちは間違いなく、全日本スキー連盟様と契約しておりますので」(西川産業広報)とこちらも正当性を主張。契約上は問題がないという。

 

 当の高梨はテニスの貴公子・錦織圭(23=日清食品)と睡眠トークで会場を盛り上げた。夢について聞かれると「飛んだまま降りられずにどこかにぶつかって、起きたらベッドから落ちていた」と笑いを誘ったが、金メダル最有力候補を取り巻く周囲の過熱ぶりを印象づける騒動となった。

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