テニス協会が新たな暑熱対策「オフィシャル日焼け止め」導入

2020年02月21日 13時05分

穂積絵莉(左)と内藤祐希

 日本テニス協会(JTA)は21日、新たな暑熱対策として花王株式会社の「ビオレUV」を「オフィシャル日焼け止め」とし、スポンサー契約を締結することを発表した。

 炎天下で長時間プレーすることが多いテニスの競技特性から、かねてJTAは様々な暑熱対策を啓蒙してきた。今回もその一環で、プロのトップ選手から子供まで全テニス競技者とファンを対象に紫外線下における日焼け止めの使用を促進。日本協会主催の大会で選手、スタッフ、観客へ日焼け対策の重要性を伝えるという。

 都内の発表会見に登壇した福井烈専務理事(62)は「より安全なプレー、観戦ができる環境を整えていく」と訴えた。海外ツアー大会で朝から晩まで日差しを浴びている土橋登志久強化本部長(53)は「日焼け止めを塗り忘れるのは、皆さんが家を出る時に携帯電話を忘れて不安になるのと同じくらい」と重要性を語り、今回の契約締結を受けて「選手のパフォーマンスに重要な影響を及ぼす。大きな武器になると思う」と喜んだ。

 また、会見には実際にコートで日焼け止めを使用する女子プレーヤーの穂積絵莉(26)、内藤祐希(19)も参加。穂積は「日焼け止めは絶対に欠かせないアイテム。熱中症予防にもなるし、疲労感も格段に違う」と語った。

 今夏の東京五輪には世界を舞台に戦う錦織圭(30)、大坂なおみ(22=ともに日清食品)らは灼熱の中でメダル獲得を目指す。土橋強化本部長は東京五輪へ向けて「積極的に日焼け止めを付けることを促していきたい」と話した。

 今後はトップ選手のツアー大会をはじめ国内大会、味の素ナショナルトレーニングセンター(東京・北区)でも配布し、日焼け止めの促進に取り組んでいく。