男子テニスの錦織圭(29=日清食品)が4日、都内で行われた、使用ラケットのデザイン募集発表会に出席した。

 錦織にラケットを提供するウイルソンが2020年9月から使用するラケットのデザインを来年1月末まで特設サイトで募る。選考にかかわる錦織は「かっこいいデザインはやる気につながる。自分が想像もつかないような、ラケットっぽくないものでもいいかなと思う」と期待を寄せた。

 10月に右ヒジを手術し、リハビリの真っ最中。現在はスポンジボールを打ち始めており、年内には競技用ラケットでの練習再開を目指している。錦織は「楽しくはないが、順調にきている」とした上で、復帰時期について「来年1月のどこか、2月になるかも。強くなって戻りたいので、様子を見ながら」と、全豪(来年1月20日開幕、メルボルン)欠場も視野に入れている。

 錦織は代表権を得られていない五輪についても言及。出場するには例外規定を適用するしかないが「楽しみだし、日本でできるのは幸せなこと。いい結果を残したい。あとは、なおみちゃんがやってくれると思います」と大坂なおみ(22=日清食品)との共闘を誓った。