【中国・北京4日発】テニスの中国オープン女子シングルス準々決勝で、世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)は全米オープンを初制覇した同6位ビアンカ・アンドレースク(19=カナダ)に5―7、6―3、6―4で逆転勝ちし、準決勝に進出した。

 昨年の全米女王・大坂が、今年の女王アンドレースクと注目の初対決。第1セットを落とすと、第2セットも先にブレークを許す苦しい展開となった。それでも第6、8ゲームで相手のサーブを破ってこのセットを奪い、先輩女王の意地を見せた。

 勝負の第3セット、大坂は第4ゲームをブレークされたが、続く第5ゲームでブレークバック。第9ゲームでは相手のミスを誘ってから、鮮やかなバックハンドを決めてブレーク。第10ゲームでは声を出しながら自身を鼓舞し、粘るアンドレースクを振り切って逆転勝利をつかみ取った。

 準決勝では元世界1位のキャロライン・ウォズニアッキ(29=デンマーク)と対戦する。