【中国OP】大坂なおみ 差別的発言にSNSで絶妙な切り返し

2019年09月30日 11時30分

大坂は試合中にラケットを放り投げる場面もあったが、初戦を突破(AP)

【中国・北京29日発】テニスの中国オープン女子シングルス1回戦で、世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)が同76位のジェシカ・ペグラ(25=米国)を6―3、7―6(7―5)のストレートで下した。

 生まれ故郷の大阪で開催された直前の大会「東レ・パンパシフィック・オープン」では見事な復活Vを遂げたが、この日は別人のような内容。ファーストサーブの成功率は相手を下回る50%で、ミスショットが目立ち、ラケットを放り投げてボールをコートに叩きつけるシーンもあった。

 第1セットは第4、6ゲームをブレークして難なく制したが、第2セットは「相手の調子が上がった」と不調なサーブを狙われ、鋭いリターンでリズムを崩された。タイブレークに突入し、最後は力でねじ伏せたものの「東レで調子が良かったので、もう少しいいプレーができると思った。とてもストレスを感じた。イライラした」と打ち明けた。

 とはいえ、前コーチのジャーメーン・ジェンキンス氏(34)と契約解消後は無傷の5連勝。いまだ1セットも落としていない。さらに試合後はSNSで見事な“神対応”を見せた。一部で問題化しているお笑いコンビ「Aマッソ」の「(大坂に必要なものは)漂白剤。あの人、日焼けしすぎやろ」という差別的な発言に自ら触れ、ツイッターで「日焼けしすぎ(笑い)。分かってないわね、資生堂アネッサの完璧な日焼け止めを使っているから、私は日焼けなんてしないのよ(絵文字)」と、英文で記して絶妙な切り返し。試合中は神経をとがらせたが、心は充実しているとみていいだろう。