大坂なおみ生まれ故郷で復活V 地元関係者「年1回の恒例行事に」

2019年09月24日 16時30分

優勝を決めた大坂はラケットを掲げて笑顔で観衆にアピール

 22日に閉幕した女子テニスの国際大会「東レ・パンパシフィック・オープン」(大阪・ITC靱テニスセンター)は空前の“オオサカフィーバー”に沸き上がった。

 大会前、コーチを務めたジャーメーン・ジェンキンス氏(34)の契約解消を発表し、父フランソワさんを新コーチに迎えて“原点回帰”を誓った世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)が生まれ故郷で見事に復活V。今年1月の全豪オープン以来の歓喜を味わった。

 試合後、大坂は「生まれた街で優勝できたのは格別。本当に愛している街です」と感慨深げに語ったように、幼少期に過ごした大阪での優勝は格別だった。だが、それ以上にうれしい悲鳴を上げたのは会場関係者だ。“世界のナオミ”をひと目見ようと訪れた地元ファンで決勝戦のセンターコートが埋め尽くされた。

 全米オープンを制覇した大坂の凱旋試合となった昨年大会は東京・立川市のアリーナ立川立飛で開催。大坂を「東レ――」でITC靱テニスセンターに呼ぶのは悲願だった。同敷地内にある関西テニス協会の関係者は「本当はここでやりたかったが、今年春のフェド杯の開催が決まっていたので立川になった。なんとしても今年は実現したかった」。主催者サイドは今年の開催について、一昨年まで「東レ――」を開催してきた東京・江東区の有明テニスの森公園での開催も視野に入れていたが、東京五輪が開催される同会場は当時、改装中。男子の楽天ジャパン・オープン(30日開幕)でのこけら落としが決まっており「何とかオオサカにオオサカを」との思いが通じて実現に至った経緯がある。

 大成功に終わったことで、同協会関係者は「ぜひ来年もお願いしたい。大坂選手の年1回の恒例行事にしてほしい」と強く訴える。会場側の「カモン!」の声が届くか。