【カナダ・トロント8日(日本時間9日)発】テニスのロジャーズ・カップ女子シングルス3回戦で第2シードの大坂なおみ(21=日清食品)は、世界ランキング65位のイガ・シュビオンテク(18=ポーランド)に7―6(7―4)、6―4で勝ち、8強入りした。準々決勝ではセリーナ・ウィリアムズ(37=米国)と対戦する。

 前日の2回戦では相手の途中棄権により、わずか37分で終了。体力を温存して迎えたこの日だったが、18歳の新鋭の思い切ったプレーに手を焼いた。第1セットは第6ゲームで先にブレークを許す展開。続く第7ゲームですぐにブレークバックに成功したが、その後、ブレークのピンチに立たされたのは大坂のほうが多かった。

 もつれ込んだタイブレークでは大坂が先にミニブレーク。大事な場面でサービスエース、バックハンドのダウンザラインが決まって、このセットを奪った。

 第2セット、先にブレークしたのは大坂。第4ゲームで強烈なリターンから相手のミスを誘ってリードした。だが続く第5ゲームでブレークバックされて波に乗り切れない。それでも第10ゲーム強烈なフォアでポイントを連取し、ラブゲームで締めて勝ち上がった。