マスターズ大会の男子は、世界ランキング6位で第5シードの錦織圭(=日清食品)が初戦となった2回戦で同66位のリシャール・ガスケ(33=フランス)に7―6(8―6)、2―6、6―7(4―7)で逆転負けした。

 第1セットは先にブレークを許し、第10ゲームで取り返す展開。雨による中断がありながらも集中を切らさずにセットを奪った。第2セットも先にブレークされ、またも雨で中断。再開後はガスケのペースとなって挽回できず、セットカウント1―1とされた。

 最終セットは一進一退の攻防。第9ゲームでブレークされたが、ガスケのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲームでブレークバックに成功し、第12ゲームではマッチポイントも握った。だがそこで決めきれずにタイブレークに突入。2つのミニブレークを挽回する粘りを見せたが、最後はガスケの強打に屈して大会を去った。

 錦織の大会初戦敗退は今季3度目。全米オープンに向けて再調整を余儀なくされることとなった。