日本テニス協会は25日、楽天ジャパン・オープン(9月30日開幕、東京・有明テニスの森公園)に世界ランキング1位で4大大会通算15勝のノバク・ジョコビッチ(32=セルビア)が初出場すると発表した。

 同大会には同7位で日本のエース、錦織圭(29=日清食品)も参戦するが現在、ジョコビッチに15連敗中。最後に勝ったのは2014年の全米オープン準決勝だ。激闘の末に破り、日本人初の4大大会シングルス決勝進出で“錦織ブーム”を巻き起こすきっかけとなったものの、ここから一度も勝っていない。同大会は来年の東京五輪へ向けて改修工事をしてきた会場のお披露目となる予定。それだけに日本初対戦が実現すれば、金メダル獲得へ最高の“前哨戦”となる。

 また、女子の東レ・パンパシフィック・オープン(9月16日開幕、大阪市・ITC靱TC)は初の大阪開催になった。世界ランキング2位の大坂なおみ(21=日清食品)が出場予定。幼少期に育った大阪の地に大坂が凱旋し、文字通り“オオサカフィーバー”となりそうだ。