試合後の会見拒否で罰金の大坂なおみ メディア対策にジョコのテクを見習え

2019年06月22日 16時30分

会見拒否の大坂は試合中もふてくされた表情を見せた(ロイター)

 女子テニスの世界ランキング1位、大坂なおみ(21=日清食品)が会見拒否騒動に揺れている。

 ネイチャーバレー・クラシックのシングルス2回戦(20日)で同43位ユリア・プティンツェワ(24=カザフスタン)にストレート負けした大坂は、試合後の記者会見を拒否して引き揚げた。テニス界には厳格なルールがいくつも存在し、例えば試合中に怒ってラケットを破壊すると罰金。今回のような会見拒否もペナルティーの対象になり、女子ツアーを統括するWTAの規定では罰金が科される(本紙昨報)。

 大坂が会見を拒否した理由は臆測の域を出ないが、恐らく敗戦直後のイラ立ちだろう。1月の全豪オープン後から守る「世界1位」の座が危うくなり、ナーバスな質問に答えることに嫌気が差したのか。だが、女王であれば「こういう時こそテクニックを使え」とテニス関係者は指摘する。

「例えば(男子世界1位の)ノバク・ジョコビッチ(32=セルビア)は敗戦してイライラした時、わざと試合直後に会見すると言いだし、電気がつく前の真っ暗な部屋で始めてサクッと終わらせたことがある。そうかと思えば、大きな試合の後は会見場で記者たちにチョコなどのスイーツを配ったりするんですよ」

 精神的に揺さぶられる可能性のあるメディアには「先手必勝」が効果的ということか。“アメとムチ”を絶妙に使い分けて優位に立ち、同時に自身のメンタルコントロールも行っているのだ。

 トップに立つ人間は周囲からの風当たりも強い。さらに大坂は気性が激しく、打たれ弱い側面もある。次戦のウィンブルドン選手権(7月1日開幕、英ロンドン)では、感情を上手にコントロールする“ジョコビッチ作戦”を見習いたいところだ。