堂々と“公約”だ。女子テニスの世界ランキング1位・大坂なおみ(21=日清食品)が14日、日本オリンピック委員会(JOC)が主催する「JOCスポーツ賞」の表彰式にビデオメッセージを寄せ、来年の東京五輪について「誰もが金メダルを目指しています。私もメダルが取れるよう頑張って練習に励みます」と改めて出場の意向を示した。

 大坂は現段階で五輪出場資格を満たしていない。来年4月までに国別対抗戦フェド杯に最低1試合は日本チームとして出場する必要があるが、今年の同杯は海外試合を優先して辞退。関係者の間で「来年は本当に出るのか?」と心配の声が上がっていた。これまで何度か東京五輪出場を示唆してきたが、この日、竹田恒和会長(71)をはじめJOC幹部が出席した公式の場でハッキリと明言したことは大きい。

 今後、大坂は17日開幕のネイチャーバレー・クラシック(英バーミンガム)に出場。その後、4大大会のウィンブルドン選手権(7月1日開幕、英ロンドン)へ挑む。一つでも多くタイトルを手にし、東京に凱旋したいところだ。