【マドリードOP】全仏へ不安露呈 大坂メンタル面の“悪癖”&錦織“引き出し”の少なさ 

2019年05月10日 12時00分

逆転負けを喫した大坂(ロイター)

【スペイン・マドリード9日(日本時間10日)発】日本の男女のエースは共倒れとなった。テニスのマドリード・オープン女子シングルス準々決勝で、世界ランキング1位の大坂なおみ(21=日清食品)は同18位ベリンダ・ベンチッチ(22=スイス)に6―3、2―6、5―7と痛い逆転負け。女子ツアーを統括するWTAによると、4強入りしたシモナ・ハレプ(27=ルーマニア)が優勝すれば、大坂が世界1位から陥落して入れ替わる。

 ベンチッチには3月のBNPパリバ・オープン4回戦でストレート負け。苦手のクレー(赤土)コートでの再戦でもリベンジはならなかった。第1セットは難なく奪ったが、第2セットに入ると急にショットが乱れ始めてペースダウン。第3セットに入っても落ち着かず、ラケットをコートに叩きつけるシーンもあった。あと1ゲーム奪えば勝利だった第10ゲームを落とすと、そこからさらに3ゲーム連取されて大会を去ることになった。

 男子シングルス3回戦に登場した第6シードの錦織圭(29=日清食品)も世界34位のスタン・バブリンカ(34=スイス)に3―6、6―7(3―7)で敗れて8強入りを逃した。序盤から相手の強打に苦しめられ、第1セットをわずか27分で失うと、第2セットも220キロを超えるバブリンカのサーブを攻略できず。自身のサービスゲームは粘り強くキープしてタイブレークに持ち込んだが、最後はスマッシュのミスなどで自滅した。

 メンタル面の“悪癖”も顔をのぞかせた大坂と、自分のペースに持ち込めない試合での戦術の“引き出し”の少なさを露呈した錦織。26日開幕の4大大会、全仏オープンに向けてともに不安の残る一戦となった。