【マドリードOP】大坂なおみ逆転負け 何度もラケット叩きつける“悪癖”

2019年05月10日 00時09分

逆転負けを喫した大坂(ロイター)

【スペイン・マドリード9日発】テニスのマドリード・オープン女子シングルス準々決勝で、世界ランキング1位の大坂なおみ(21=日清食品)は同18位ベリンダ・ベンチッチ(22=スイス)に6—3、2—6、5—7と痛い逆転負けを喫した。

 左腹筋痛からの復帰大会で苦手のクレー(赤土)コート。相手のベンチッチには3月にストレート負けと不安な要素は多かったが、第1セット第4ゲームで先にブレーク。第5ゲームでブレークバックを許したものの、第8ゲームで相手のダブルフォールトにも助けられてブレークに成功。第9ゲームはサービスエースを2本決めてキープし、このセットをものにした。

 快調なスタートだったが、第2セットは急にショットが乱れ、第2ゲームで先にサーブを破られた。これで流れはベンチッチに。第5ゲームをブレークしたものの、第6、8ゲームとラリー戦に打ち負けてブレークを許し、セットカウントで追いつかれた。

 勝負の第3セット、大坂は第1ゲームでラケットをコートに叩きつけて荒れ模様。それでも集中力を切らさず、第5ゲームをブレークした。鮮やかなダウンザラインも決まって、ペースは大坂に傾いたかに見えたが、第10ゲームでまさかのブレークバック。悔しさのあまり、大坂はラケットを何度もコートに打ちつけた。これで完全に集中力を失い、第12ゲームもブレークされて、準々決勝敗退となった。

 赤土を攻略できなかった上に、メンタル面での“悪癖”も顔をのぞかせた。4大大会3連覇がかかる全仏オープン(26日開幕、パリ)へ、不安の残る一戦だった。