第2の錦織、大坂を発掘できるか 伊達氏が“公子チャレンジ”実施

2019年05月03日 16時30分

オーディションを行った伊達公子

 人材発掘の救世主になるか。女子テニスで元世界ランキング4位の伊達公子氏(48)が生涯契約を結んだスポーツ用品メーカー「ヨネックス」とジュニアのトップ選手を育成するプログラムを発足し、2日に都内でオーディションを実施した。

 15歳以下の女子を対象にしたプロジェクトは世界ランキング1位の大坂なおみ(21=日清食品)のような“金の卵”を発掘するのが目的。この日は書類審査を通った16人を伊達氏が直々にチェックし、実技、面談などを経て選ばれた4人が2年間で計8回の強化キャンプに参加して技術面などの指導を受ける。

 本格的な選手育成に臨む伊達氏は「平成の時代、特に1990年代は男子に松岡修造さんがいて層が厚かった。いったんテニス人気が落ちた時期もあって、その後に錦織(圭)選手(29=日清食品)や大坂選手が出てきた。でも今、世界に通用する選手が育っているかというと決してそうではない」とし「自分が得てきた経験で、世界で戦いたい子たちに伝えていけることがある」と意欲をにじませた。

 育成プロジェクトの成功例といえば、元選手でスポーツキャスターの松岡修造氏(51)が主宰する「修造チャレンジ」(98年~)が有名。全国から将来有望な若手選手を集めて強化を図り、世界ランキング7位の錦織を見いだしたことでも知られる。錦織自身も「あれが世界への第一歩だった」と回想している。

 伊達氏は「(選抜した選手が)最終的にグランドスラムに出場し、世界ランキングでトップ100に入る選手に育つことが目標」と語る。かつて「修造チャレンジ」が錦織を見いだしたように、テニス界の元スター選手は、新たなヒロインを発掘できるか。

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