【スペイン・バルセロナ23日発】男子テニスのバルセロナ・オープンのシングルスで、世界ランキング7位の錦織圭(29=日清食品)が初戦の2回戦で同58位テーラー・フリッツ(21=米国)に7―5、6―2でストレート勝ちし、3回戦に進出した。

 第1セットは第4ゲームで先にブレークを許したが、第7、11ゲームと相手のサーブを破って巻き返した。第2セットでは第3、5ゲームをブレークして、力の差を見せつけた。

 錦織はマイアミ・オープン、モンテカルロ・マスターズと2大会連続で初戦敗退。これが実に3大会ぶりの白星となった。

 この大会は2014年と15年に2連覇しており、目標の4大大会、全仏オープン(5月26日開幕、パリ)へ向けて、得意のクレー(赤土)コートで調子を戻せるか注目が集まる。