負けられない戦いが始まる。女子テニスの世界ランキング1位の大坂なおみ(21=日清食品)がBNPパリバ・オープン(6日開幕、カリフォルニア州インディアンウェルズ)に第1シードで臨む。初戦(2回戦)ではクリスティナ・ムラデノビッチ(25=フランス)VS鄭賽賽(25=中国)の勝者と対戦する。

 今大会の最大の見どころは新コーチに就任したジャーメーン・ジェンキンス氏(34=米国)との“初陣”だ。大坂は今年1月の全豪オープンを制覇して世界1位になった直後、サーシャ・バイン・コーチ(34=ドイツ)との契約を解除。正式コーチ不在で臨んだ先月のドバイ選手権では初戦で当時世界67位のムラデノビッチにまさかの敗戦。大坂はすでに現地入りして練習を行い、リベンジに燃えている。

 また、今大会は4大大会の次に格付けが高い「プレミア・マンダトリー」。優勝賞金も約135万ドル(約1億5000万円)と破格だ。前年覇者の大坂は大会後に1000ポイントが失効するだけに、世界1位を死守するため早期敗退だけは避けたいところだ。