女子テニスの世界ランキング1位・大坂なおみ(21=日清食品)が6日、SNSを更新し、目標にされることの感謝をつづった。

 連覇を狙うBNPパリバ・オープン(6日開幕)出場のため、滞在している米カリフォルニア州インディアンウェルズから投稿。

「自分の考えの整理や感じている事を言葉にしようと今書いてます。最近多くの親御さん達から自分の子供が私を見習っていると言われ、その言葉にひたすらビックリしました。正直凄く驚いて大きな責任も感じました」

 こう書き出した大坂は「何故ならお手本である人がどのくらい大切かという事を分かっているからです。親の方達からその様な言葉を貰えるのは承認されてるという事ですよね(これにも驚き)」とその理由を語った。

 4大大会を連覇し、世界ランク1位に到達。周囲の見る目、環境の変化を大坂は肌で感じ取っている。

「早送りして…今ここインデイアンウェルズにいます。私を見て凄く嬉しそうにしている沢山の子供達から写真やサインを頼まれたり…正直言って涙が出そうです、こういう時私の気持ちは充実感で一杯、それで気づきました。テニスの事だけじゃないんだって。次の時代の為に何か感化するっていう事。この子達(マイベイビー)を見て思い始めたのは私が子供の時に、夢は大きく、自分の夢に向かって進め、と励ましてくれた人達の事でした」

 そして「思うと8歳の時ボロボロの公営コートで練習してたのは昨日の様(笑)で、実際今こうして私が子供達を励ませる立場である事は本当に凄い光栄です。私は本当に巨大な絵のちっぽけなかけらにしかすぎないと分かります」と振り返った。

 文書は日本語と英語で公開された。

 大坂は「センチになり過ぎてたらごめんなさい。ただ今穏やかな気分で自分の考えてる事を書いてみようと思っただけです。皆の事本当に大好き、ありがとう」とハートマークを添えて声援に感謝した。