【ＵＡＥ・ドバイ２６日発】男子テニスのドバイ選手権シングルス１回戦で、第１シードで世界ランキング６位の錦織圭（２９＝日清食品）が同６５位ブノワ・ペール（２９＝フランス）に６―４、６―３とストレートで勝ち、２回戦に進出した。２回戦では同７７位フベルト・フルカチ（２２＝ポーランド）と対戦する。

　過去の対戦成績は錦織が５勝２敗とリードしているが、２０１５年の全米オープンでは初戦敗退となる痛い黒星を喫した侮れない相手だ。第１セットは序盤からペールのフォアに狙いを定めて揺さぶり、第３ゲームをブレーク。第４ゲームはペールに７度もブレークポイントを握られたが、しぶとくしのいでキープに成功。最後は鮮やかなネットプレーを決めて、このセットをものにした。

　第２セットは第５ゲームで、見事なフォアのウイナーを決めるなど的確なショットで相手のサーブを破った。そのまま“格の違い”を見せつけて押し切った。

　世界ランクは６位まで浮上し、トップ５返り咲きは目前。初出場の大会で、今季２勝目へまずは上々の発進となった。