【オーストラリア・ブリスベン6日発】テニス・ブリスベン国際の男子シングルス決勝で、世界ランキング9位の錦織圭(29=日清食品)が同16位ダニル・メドベージェフ(22=ロシア)を2―1で下し、2016年2月のメンフィス・オープンから約3年ぶりとなるツアー通算12度目の優勝を飾った。

 約3年ぶりのツアーVを飾った錦織は、表彰式で授与されたトロフィーを掲げて満面の笑み。「とてもうれしいです。やっとここでタイトルが取れました。応援してくれてありがとうございます」

 フルセットの激闘を戦ったメドベージェフに「素晴らしい決勝戦でした。日本での決勝戦(18年10月の楽天ジャパンオープン)では彼に負けていますから、今日はリベンジできてうれしいです。またいいシーズンにしていきましょう」とエールを送ることも忘れなかった。

 14日には全豪オープンが開幕する。悲願の4大大会初制覇に向けて「いい準備ができてメルボルンに向かえます。今日のテニスを意識して、上にいけるチャンスはあると思います」と気合を込めた。