【ロンドン15日(日本時間16日)発】男子テニスの年間成績上位8人によるツアー今季最終戦、日東電工ATPファイナル・シングルス1次リーグB組最終戦で世界ランキング9位の錦織圭(28=日清食品)は同8位のドミニク・ティエム(25=オーストリア)を相手に1—6、4—6で落とし、1勝2敗となった。

 錦織は初戦で同3位のロジャー・フェデラー(37=スイス)を破ったが、第2戦で同6位のケビン・アンダーソン(32=南アフリカ)に屈し、1勝1敗で迎えた最終第3戦。第1セットから、ティエムの高速サーブに苦戦し、第2ゲームでブレークを許すと、その後は第4ゲームをキープしただけで1—6と先取を許した。第2セット序盤は、お互いにキープし合う展開で進んだが、第7ゲームでブレークを許し、最後は4—6とストレートで敗れた。

 1次リーグは4人ずつが2組に分かれて総当たりで対戦し、各組上位2人が準決勝に進む。錦織の4強入りか敗退は1勝1敗のフェデラーと2連勝のアンダーソンの試合結果で決まる。