ロンドンで開催されている男子テニスのATPツアー・ファイナル1次リーグB組で世界ランキング9位の錦織圭(28=日清食品)は、同6位のケビン・アンダーソン(32=南アフリカ)に0―6、1―6で完敗した。

 わずか1ゲーム数しか奪えず、2008年10月のストックホルム・オープン準決勝と並ぶ2度目の自己ワーストを記録した。

 英国ブックメーカーの「bet365」や「ウィリアムヒル」で錦織は初戦で同3位ロジャー・フェデラー(37=スイス)にストレート勝ちした後、優勝者予想で3番手の支持を集めた。

 ところが、アンダーソンになすすべもなく敗れたことで評価は急落。ともに26倍の5位または5位タイと後退した。

 逆に2戦2勝と絶好調のアンダーソンは8倍、7・50倍と急伸し、錦織に代わり、3番手に躍り出た。