女子テニスのWTAファイナル第4日(24日、シンガポール)1次リーグA組で世界ランキング4位の大坂なおみ(21=日清食品)は同2位アンゲリク・ケルバー(30=ドイツ)に4―6、7―5、4―6で敗れた。

 これで悪夢の2連敗となり、自力突破が消滅した。26日に行われる同9位キキ・ベルテンス(26=オランダ)との1次リーグ最終戦に決勝トーナメント進出の可能性をわずかに残すが、大手ブックメーカーの優勝オッズは厳しい評価となった。

 英国ブックメーカー「bet365」では26倍で、同5位のペトラ・クビトバ(28=チェコ)の34倍に次いで8人中下から2番目。英ブックメーカー「ウィリアムヒル」でも同様のオッズとなった。

 初戦で大坂に勝利した同6位スローン・スティーブンス(25=米国)と、同7位エリナ・スビトリナ(24=ウクライナ)が4・50倍(bet365)、4・33倍(ウィリアムヒル)でトップタイに立っている。

 大坂はファイナル開幕前、優勝候補の筆頭として支持されていた。