【中国・北京6日発】テニスの中国オープン女子シングルス準決勝、第8シードで世界ランキング6位の大坂なおみ(20=日清食品)は世界20位のアナスタシア・セバストワ(28=ラトビア)に4―6、4―6のストレートで敗れた。

 第1セットの序盤は互いにサービスゲームをキープし合う展開が続いたが、大坂はセバストワの武器であるスライスショットに戸惑い、本来のパワフルなプレーが鳴りを潜める。第7ゲームでブレークを許すと、拳を握り締めて自らを鼓舞するような姿も見せた。しかし、盛り返せないまま4―6で先取された。

 第2セットもミスが多く、調子が上がらない。3―4で迎えた第8ゲーム前にはメディカルタイムを要求。腰のあたりを気にしており、マッサージを受けるなどして再びゲームに臨んだが、4―6で落とし完敗。日本女子最多となる年間ツアー3勝目はお預けとなった。