男子テニスの楽天オープン(3日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザ)で4年ぶり3度目の優勝を目指す第3シード、世界ランキング12位の錦織圭(28=日清食品)はシングルス2回戦で同63位のブノア・ペール(29=フランス)に6―3、7―5で勝利し、8強入りを決めた。

 錦織は試合直前に「タレントのある選手。難しい試合になると思いますが、いい試合になるように頑張ります」と意気込みを語り、コートへ向かうと、第1ゲームから圧巻のパフォーマンスで連続5ゲームを奪取。その後、ペールの反撃を受けて3ゲーム続けて落としたものの、無難に第1セットを先取した。

 第2セットは苦しい展開ながら、1―3で迎えた第5ゲームを激しい攻防を繰り広げながらも奪うと、そこからリズムを取り戻した。その後は一進一退のゲームとなったが、最後は難敵に競り勝った。錦織は「セカンド(第2セット)はアップダウンがあったが、集中力を保って最後までプレーできた。(8強入りに)ここからギアを上げていきたい」とコメントした。