【全米OP】「攻撃は最大の防御」 錦織ジョコ戦に勝機あり

2018年09月07日 16時30分

13連敗中のジョコ戦に錦織の勝機はあるのか(ロイター=USA TODAY Sports)

 テニスの全米オープン(ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)、男子シングルス準決勝(7日=日本時間8日)で世界ランキング19位の錦織圭(28=日清食品)は世界6位ノバク・ジョコビッチ(31=セルビア)と激突する。勝てば4年ぶりの決勝進出を果たすが、相手は13連敗中という難敵。どうやってリベンジを果たすのか。日本テニス協会の倉光哲理事(74)は錦織に変化が必要と訴えた。

 4大大会の今季最終戦。準々決勝で同7位マリン・チリッチ(29=クロアチア)をフルセットの末に下した錦織は「ベストなテニスができたとは思っていないけど、大きな自信になった」と笑みを浮べた。

 準決勝は元世界1位のジョコビッチと対戦するが、最後に勝ったのは2014年の全米オープン準決勝。過去の対戦成績は2勝14敗と苦手とする難敵で4大大会やマスターズ大会など、錦織にとっては大きな壁だ。「ここ数年はいつもタフな試合になっている。彼との試合は楽しみだし、自分にとっては大きな挑戦になる」と力を込めたように、今回は期するものがあるようだ。

 ただ、ジョコビッチに勝つにはさらに攻撃的になることが欠かせないという。倉光氏は、4年前に勝利した全米オープン準決勝の映像を見返したとし「錦織はベースライン上でどんどん打っていた。ラリーでも下がらない。それで勝った。残念ながらそのときと今との違いはある」と語り、常に前向きな姿勢で臨む必要性を説いた。

 錦織の復調は感じており、今大会の好パフォーマンスについて「ラリーのボールが深くなったのが最大の勝因」と分析する。また「フォアのミスが少なくなった。テークバックの段階でラケットの面が上に向いていたのが、通常のやや下向きに戻ってきた」とショットの安定感が増したことを高く評価した。

 あとは「攻撃は最大の防御なり」をどこまで貫けるか。倉光氏は錦織の勝算について「ジョコビッチのセカンドサーブを踏み込んで返す。ライジングレシーブで先手を取る。うまくすればサービスゲームを破って勝てる」と分析。苦手相手でも勝機はあるという。

 悲願の4大大会初制覇まで残り2戦。元絶対王者の鉄壁守備を打ち破り、ファイナル切符をつかむはずだ。

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