【全米OP】大坂なおみ 日本人女子では伊達公子以来の4強「もっと上に挑戦したい」

2018年09月06日 16時30分

大坂はツレンコの勢いを止めて完勝した(ロイター=USA TODAY SPORTS)

【ニューヨーク5日(日本時間6日)発】テニスの4大大会最終戦、全米オープン(ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)第10日、女子シングルス準々決勝では第20シードの大坂なおみ(20=日清食品)は世界ランク36位のレシア・ツレンコ(29=ウクライナ)に6―1、6―1で完勝し、初の4強入り。同種目の日本勢としては全米では初、4大大会でも1996年ウィンブルドン選手権4強の伊達公子以来22年ぶりの快挙となった。また、男子シングルス準々決勝で第21シードの錦織圭(28=日清食品)は世界ランキング7位のマリン・チリッチ(29=クロアチア)を2―6、6―4、7―6(7―5)、4―6、6―4で破り、2年ぶりに4強入りを果たした。

 試合時間は1時間に満たず、わずか57分での完勝劇。それでも大坂は浮かれた様子も見せず「本当に大きなこと。今はビジネスを終えた感じ。もっと上に挑戦したい気持ちになっている」と表情を引き締めた。

 相手のツレンコは2回戦で第2シードのキャロライン・ウォズニアッキ(28=デンマーク)を破る番狂わせを演じ、上り調子だった。それでも大坂は開始直後からエンジン全開。第1セット第2ゲームでいきなりブレークに成功すると、第6ゲームも相手サーブを破ってこのセットを奪った。第2セットも第1ゲームで0―40からブレーク。そこから4ゲームを連取し、第7ゲームでもブレークする圧巻の内容で実力と勢いの差を見せつけた。

 今日の良かった点を問われると「ラケットを壊さなかったこと」とおどけてみせた。4回戦を勝った後には感極まって涙を見せたが「前回泣いてしまって、周りからもからかわれてしまった。だから今日はしっかりしています」と笑わせた。とはいえ「冷静に見えますが、実は自分の心の中では結構パニックだった。体も震えていた」とプレッシャーに押し潰されそうな状況だったことも正直に明かした。

 準決勝はマディソン・キーズ(23=米国)とカルラ・スアレスナバロ(30=スペイン)の勝者と6日午後8時45分(同7日午前9時45分)前後に激突する。「4大大会に勝てるなら、最初に全米で勝ちたいとずっと思っていた。どの選手も4大大会で勝ちたいし、世界1位になりたいと思っている。そのチャンスは自分にもある」と野心をのぞかせた。

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