【カナダ・トロント7日(日本時間8日)発】男子テニスのマスターズ大会、ロジャーズ・カップ1回戦で世界ランキング22位の錦織圭(28=日清食品)は同39位のロビン・ハーセ(31=オランダ)に5―7、1―6のストレートで敗れ、初戦敗退を喫した。

 第1セットの第2ゲームでブレークに成功して幸先いい滑り出しだったが、第5ゲームで2本のダブルフォールトでブレークバックされた。第11ゲームもミスを連発してブレークを許す展開。第12ゲームも取り返せず、このセットを失った。

 第2セットも第1ゲームでいきなりブレークされる苦しい流れ。その後もフォアハンドのミスが続き、見せ場をつくれないまま敗戦となった。「(第1セットで)先にブレークしたが、リードを広げていればもっと楽に進められたかもしれない。徐々に相手のいいプレーを引き出させてしまった」と肩を落とした。

 モントリオールで行われている女子では、世界ランキング17位の大坂なおみ(20=日清食品)が1回戦で同27位のカルラ・スアレスナバロ(29=スペイン)に6―7(2―7)、2―6でストレート負け。前日の予定が降雨順延となったが、こちらもショットのミスが目立ち、主導権を握ることなく初戦で姿を消した。