【全仏OP】錦織16強で次戦は過去2戦2勝の8位ティエム

2018年06月02日 12時00分

圧巻の内容で16強入りを果たした錦織(ロイター=USA Today Sports)

【フランス・パリ1日(日本時間2日)発】テニスの4大大会、全仏オープン男子シングルス3回戦で世界ランキング21位の錦織圭(28=日清食品)は同65位のジル・シモン(33=フランス)に6―3、6―1、6―3で完勝し、4年連続のベスト16入りを決めた。

 初対決のシモンを圧倒した。第1サーブの確率は69%で、ウイナー(決定打)の数はシモンの12に対し、3倍以上の39だった。トータル2時間1分と体力も温存した錦織は「うまく攻めれた。今週で一番いい試合ができた」と自画自賛。1回戦から3戦連続の“フランス包囲網”を突破し、勢いに乗った。

 4回戦の相手は同8位のドミニク・ティエム(24=オーストリア)に決定。さらに準々決勝は順当なら同3位アレクサンダー・ズベレフ(21=ドイツ)と対戦する。テニス界期待の若手との試練の2連戦となるが、日本テニス協会幹部は「ドローは悪くない。ズベレフには勝っているし、ティエムはどちらかというとオーソドックス。クセ球というワケじゃない。錦織は組み立てやすい」と言い切った。

 ティエムには過去2戦2勝で勝率100%。ズベレフには4月のモンテカルロ・マスターズで鮮やかな逆転勝利を収めた。錦織が苦手なのは2回戦で対戦したブノワ・ペール(29=フランス)のようなくせ者。ラリー戦を得意とするシモンを展開力で寄せ付けなかったように、相手が正統派なら錦織の武器が生きる。

「調子は上がっていると思うので、次の戦いに調整したい」。悲願の4大大会初制覇に向けて、錦織のボルテージは上がってきた。

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