【イスタンブールOP】ツアー初V ダニエル太郎の強み

2018年05月07日 16時30分

【トルコ・イスタンブール6日(日本時間7日)発】男子テニスのイスタンブール・オープンシングルス決勝で世界ランキング114位のダニエル太郎(25=エイブル)が同78位のマレク・ジャジリ(34=チュニジア)を7―6(7―4)、6―4で破り、ツアー初優勝を飾った。日本男子のツアーVは松岡修造、錦織圭(28=日清食品)、杉田祐一(29=三菱電機)に続く4人目の快挙だ。

 序盤から執拗にバックハンドスライスを打ち込んでくるジャジリとのラリーに粘り強く対応。第1セットの第9ゲームに先にブレークを奪われたが、第10ゲームにすかさずブレークバックに成功した。ここはタイブレークで制し、第2セットは第1、第5ゲームをブレーク。錦織が見せるようなスーパープレーがあったわけではないが、泥くさく相手に食らいついて勝利を引き寄せた。

 今大会開幕直前に本戦の出場権を得たダニエルは「信じられない1週間になった。(決勝は)自分の方が少しだけ運があった。テニスを始めるきっかけになった父に感謝したい」と笑顔をはじけさせた。

 父が米国人のハーフ選手は、14歳から昨季途中まで今大会と同じクレー(赤土)コートの本場スペインで腕を磨いた。2016年リオ五輪には錦織とともに日本代表として出場。今年3月には元世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(30=セルビア)を破る大金星を挙げるなど、着実に力をつけてきた。今大会はツアーでは格下の250とはいえ、この優勝で世界ランクは80位台まで上がると見られる。これまでは錦織1強だったが、昨年の杉田に続くダニエルの快挙達成で日本テニス界の底上げを証明することにもなった。

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