女子卓球の平野美宇(17=エリートアカデミー)が25日、女子ワールドカップ(27日開幕)に向けてカナダへ出発した。

 各国2人しか出場できないハイレベルな大会で連覇を目指す平野は「去年優勝して自分が変われた大会なので、本当に気合を入れて頑張りたい」と意気込んだ。

 今季、中国スーパーリーグ参戦を予定していたが、中国側が外国人選手を受け入れないことを決めたため、中止となった。

 平野は「残念ですが、決まってしまったことは仕方がない。中国に行かなくても勝てるぞってところを見せたい」と、気持ちを切り替えた。

 石川佳純(24=全農)もこの日、女子ワールドカップに向けてカナダへ出発。2015年仙台大会以来の出場に「楽しみにしている。いい練習ができているので、攻めるプレーをしたい。目標は決勝進出。中国選手に勝たないと決勝にいけないので」と意欲を燃やした。

 一方、中国スーパーリーグ参戦は消滅した。関係者によれば、最近まで粘り強く交渉を続けてきたが、3日前にチーム側から外国人選手は受け入れ方針が伝えられたという。