中国Sリーグ締め出し 張本はどう考える

2017年10月10日 16時30分

張本に“中国ショック”はなかった

 卓球の世界最高峰・中国スーパーリーグに日本選手が出場できなくなったことが、波紋を広げている。中国は全ての外国籍の選手の参加を認めない方針を固めているが、背景には卓球王国の脅威になった日本に対する“排除の論理”があったとみられる。日本の天才少年・張本智和(14=エリートアカデミー)は、どう捉えているのか。

 中国スーパーリーグには2020年東京五輪まで出場できない方向で、日本の強化には大きな痛手になった。本紙では6月にその可能性についていち早く報じたが、それだけ中国が日本の躍進を警戒している証しだ。

 そうした中、注目が集まるのが日本の天才少年の存在だ。張本には3年後の東京五輪はもちろんのこと、その先の24年パリ五輪、28年ロス五輪に向けて、さらなる成長が期待される。しかも、張本の両親は中国出身。これまで中国で何度も合宿を行ってきただけに“排除の論理”にショックを感じていてもおかしくはないが…。

 張本は9日、「僕は気にしていない。相手が誰であろうと勝つ」と涼しい顔で語った。その上で「今年中にITTF(国際卓球連盟)ランキングで1桁の順位になる。ワールドツアーのグランドファイナル(12月、カザフスタン・アスタナ)に出場できたら」とキッパリ。

 現在は金メダリスト養成機関である「JOCエリートアカデミー」に在籍。新リーグ「Tリーグ」に参加を表明した木下グループとはスポンサー契約を結んでいる。そうした強化の環境に満足しているということだろう。天才少年に“中国ショック”はないようだ。

 この日は、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで行われた「勝ち飯」教室&試食会にゲストで出席。身長は172センチになり「ご飯は大盛り1杯。肉の食べる量も増えた」と、まだまだ伸び盛りだ。関係者も「バランス良く、量も多く食べる。好き嫌いもなく食事に対する意識が高い」。天才少年の成長は止まらない。