卓球のワールドツアー、荻村杯ジャパン・オープン2日目(15日、東京体育館)、男子シングルス予選3回戦で、世界選手権(ドイツ)ベスト8で世界ランク39位の張本智和(13=エリートアカデミー)が世界ランク41位の梁靖崑(20=中国)に1―4で敗れ、本戦出場を逃した。

 世界ランクこそ格下だが、梁は世界最高峰リーグ・中国スーパーリーグで昨年個人成績第2位の強豪。国内競争の激しい中国で2015年世界選手権個人戦代表にまでなった実力者だ。

 張本は「何をしてくるか分からない。強いです。レシーブも取れなかったし、フォアの対応もダメだった」と振り返った。

 それでも「2、3年前には中国選手に負けて泣くとは思わなかった」と語り、悔し涙を流すまでに成長した張本。またひとつ、貴重な経験を積んだはずだ。