天才少女がまたまた現れた。卓球のワールドツアー・ジャパンオープン荻村杯初日(14日、東京体育館)、U―21女子シングルス準々決勝で12歳の木原美悠(エリートアカデミー)が安藤みなみ(20=専大)に3―2で勝ち、4強入りした。

 初戦で全日本ジュニア女王の笹尾明日香(17=横浜隼人高)に勝利。準々決勝で破った安藤も、今年の全日本選手権で伊藤美誠(16=スターツ)を下した実力者とあって「すごくうれしい」と中学1年生らしい笑顔を見せた。

 4月からエリートアカデミーに入校し、世界選手権銅メダルの平野美宇(17)と同部屋。「いろんな話をします。優しいです。平野さんを見るのは勉強になる。フットワークをよくやっている。動きも速いし自分もあんなふうになりたい」と世界と戦う先輩から学べる好環境にいる。

 世界選手権個人戦(ドイツ)女子準決勝で平野が丁寧(26=中国)に敗れた時には「平野さんも悔しかったと思うが、自分も悔しかった」。先輩に続き“出世部屋”から世界に羽ばたく。