リオデジャネイロ五輪卓球女子団体銅メダリストの福原愛(27=ANA)が21日、都内のホテルで台湾のリオ五輪卓球代表の江宏傑(27)との結婚会見を開いた。

 薄いブルー地にピンクの花などをあしらった華やかな着物姿で登場した福原は「9月1日に、江宏傑さんと入籍させていただいたことを報告させていただきます。小さいころから日本の方に応援、支えていただき今日という日を迎えることができました。感謝しています」とあいさつ。続けて「江宏傑さんを紹介させていただきます」と最愛の人を壇上に招くと、スーツ姿の江は日本語で「こんにちは。はじめまして江です。今日はよろしくお願いします」と自己紹介した。

 会見では終始仲のいい姿を見せる両者。福原は薬指にはめた結婚指輪をテレながら披露した。江がデザインしたもので卓球がモチーフだという。「私が愛ちゃんのためにデザインしたオリジナルです。全世界で一つしかない、愛の象徴です」と、妻への愛情の深さを見せた。

 今後については、チェコでプレーする江の練習拠点であるドイツで生活を始め、台湾、日本などにも拠点を持つ。現時点で出場試合は未定だが、福原も現役続行の意向。「女性アスリートとして、結婚しても私が頑張ることで、後輩たちの参考になれば」と、奥様アスリートを目指す。