【卓球ワールドツアー「荻村杯ジャパンOP」】五輪3人娘は揃って姿消す…本番で“隠れ実力者”にやられる可能性

2016年06月18日 16時00分

 五輪本番は大丈夫? 卓球のワールドツアー「荻村杯ジャパンオープン」3日目(17日、東京体育館)、女子シングルスではリオ五輪日本女子代表3人が早々に姿を消した。世界ランク7位の福原愛(27=ANA)は1回戦で同18位の帖雅娜(37=香港)に敗戦。同4位の石川佳純(23=全農)は初戦を勝ったものの、2回戦で同15位の鄭怡静(24=台湾)に競り負けた。リオ五輪団体戦メンバーの伊藤美誠(15=スターツ)も初戦こそ突破したが、2回戦で世界ランク2位の丁寧(25=中国)に敗れた。

 

 世界ランキングでトップ10にいる石川と福原の敗戦は五輪本番に不安を残す結果となったが、今大会はいつも以上にライバルの本気度が違った。ジャパンオープンはワールドツアーの中でも格が高く、世界ランキングポイントが稼げる大会。上位選手だけでなく、20位付近の選手にとってもランキングで五輪の出場ラウンドが変わってくる。団体戦要員の選手も個人の世界ランクが団体戦のドロー(組み合わせ抽選)に影響するとあって「五輪で少しでもいい位置にいるため、どの選手も必死です」(日本卓球協会関係者)。

 

 さらに卓球では「ツアー参戦回数が少ないために世界ランクは低いが、実は強い」という“隠れ実力者”が存在しており、世界ランク通りとはいかない。この日敗れた相手との対戦成績で福原は4勝10敗、石川は9勝6敗と分は悪かった。相性も結果を左右する要素だけに、五輪本番でも格下に足をすくわれる恐れはある。

 

 リオ五輪の卓球競技まで残り50日。「自分ではまだ50日あると思っている。一つひとつの精度を上げて、自信につなげたい」と福原は神妙な面持ち。メダル獲得に向けた立て直しが急務だ。