19歳に逆転負けの福原愛 リオへの不安と課題

2016年01月16日 11時00分

 卓球の全日本選手権5日目(15日、東京体育館)、3年ぶり3度目の優勝を狙った福原愛(27=ANA)が女子シングルス6回戦で加藤杏華(19=十六銀行)に3―4で敗れ、ベスト16で姿を消す波乱が起きた。


「時間を巻き戻したい、夢であってほしいと思うけど、それはあり得ないことなので…」(福原)


 あっさり3ゲームを先取したが、接戦を覚悟していた福原にとっては想定外の展開。「気持ちが緩んだ部分があったのかもしれない」。開き直った加藤に流れを奪われ、焦ったことで「相手が見えていなかった。自分のやりたいプレーをして、相手が嫌がるプレーができていなかった」と反省の弁が続いた。


 例年通りシングルスに専念するためダブルスには出場しておらず、福原の全日本はこれで終戦。「私の試合を楽しみにしていたファンの方に申し訳ない」とプロ選手らしい言葉も出た。
 代表の座が揺らぐわけではないが、リオ五輪に向けて不安を残す敗戦。「かなり年下の選手なので、思い切ってくるのは分かっていたのに、対応できなかった」。福原は世界ランク4位。五輪でも格下の選手の挑戦を受ける試合が多くなるだけになおさらだ。


 週明けにはワールドツアー・ハンガリーオープン(20日~)に向けて出発。2月末には世界選手権(マレーシア)も控える。「同じような負け方をしないよう、反省を次に生かしたい」。ロンドン五輪で女子団体銀メダルを獲得した4年前は全日本初Vから1年をスタートさせたが、今回は厳しい門出となった。