日本のエースが新天地でも旋風を巻き起こす。昨年の東京五輪卓球で混合ダブルス金を含む3つのメダルを獲得した伊藤美誠(21=スターツ)が26日にオンラインで会見を開き、Tリーグの日本生命レッドエルフ加入を発表した。

 伊藤は「日本卓球協会から、パリ五輪の選考でTリーグでのランキングポイントが必要になると言われた。自分自身、パリ五輪優勝という目標を定めているので」とリーグ初参戦の理由を説明。ダブルスでペアを組む早田ひなと、村上恭和監督の存在も決断を後押ししたという。日本のエースを熱心に勧誘した村上監督は「チームで戦術、戦略を共有でき、伊藤の加入で早田も緊張から放たれていい試合ができるのではないか」と〝みまひな〟の相乗効果に期待した。

 その伊藤は「日本生命の皆さんと5連覇を一緒に取りたい。出る試合は全部勝つ。世界選手権でTリーグに出られない時もあるけれど、世界ランキングを上げながら、海外でも国内でもずば抜けて1位を取れるように頑張ります」と力強く決意を語った。