福原愛 伊藤美誠の肉薄に見せた意地

2015年06月09日 16時00分

福原は優勝トロフィーを手に笑顔で帰国

 卓球のオーストラリア・オープン女子シングルスで優勝した福原愛(26=ANA)が8日、成田空港に帰国した。シングルスでは約2年ぶりのワールドツアー優勝とあって「3連戦最後で一番疲れているなか優勝できたので自信になった」と笑顔を見せた。

 

 ツアー優勝というだけではなく、2016年リオ五輪出場に向けても大きな意味があった。5月の世界選手権(中国)で伊藤美誠(14=スターツ)がベスト8入りの大躍進。世界ランクでも9位に上がり、日本人2番手の8位に付ける福原に迫ってきた。9月発表の世界ランクで国内2番以内をキープしなければ、五輪個人戦出場が難しくなる…。

 

 そんななか、3連戦初戦のクロアチア・オープンではまさかの2回戦敗退。泣きじゃくり「ひどい状態だった」という。馬場美香コーチ(49)らに励まされ「前に進むしかない」と自らに活を入れると、続くフィリピンで2位。そしてオーストラリアで優勝、と見事に結果を出した。相当な重圧がかかるなか、優勝という最高の結果を出し「ここ一番に強い」と卓球関係者が口を揃える勝負強さを証明した。連戦にも「試合数が多ければ多いほど調子が上がっていくタイプですから」と、体力でも10代には負けていない。

 

「まだまだワールドツアーは続く。3か月弱、大会はたくさんある。気を抜かないで突っ走りたいです」。愛ちゃんがベテランの意地を見せる。