日本オリンピック委員会(JOC)は12日、日本パラリンピック委員会(JPC)と合同で東京五輪・パラリンピックのメダリストがファンに感謝を伝える「応援ありがとうTOKYO2020」をオンラインで開いた。

 イベントでは五輪選手とパラ選手のトークやファンの質問を選手が直接答えて交流した。出席した卓球女子でメダル3つを獲得した伊藤美誠(20=スターツ)は「リモートで(ファンの方々の)顔を見ながら私の口から(感謝の気持ちを)お伝えできたのはうれしいこと」と率直な感想を語った。

 大会後は自身への〝ご褒美〟として靴を購入した。ただし「私は大きなご褒美というよりかは、少しずつのご褒美が好き。買い物に行ったり、プレゼントをいただいたり」と、本人は〝小出し派〟だという。

 続けて「五輪が終わった後も少しずつ自分に頑張ったご褒美として、日々練習も頑張ったということで一日一日やり切っている自分に美味しいご飯だったり、買い物をして少しまた頑張ろうねと自分に言い聞かせてやっています」と明かした。

 次戦は11月の世界選手権でシングルス、早田ひな(日本生命)とともにダブルスに出場する。もちろん目指すのは両種目で頂点に立つことだ。

「東京五輪が終わるまでそれ以降の目標を立てていなくて、やっぱり五輪ですべてを出しきりたいという思いがあったので、出しきった後に考えた。今はその目標に向けてモチベーションを高い状態で楽しく練習ができています」と伊藤。次なる〝ご褒美〟も気になるところだ。