日本卓球協会は12日、都内で東京五輪報告会を行い、女子で混合ダブルス金メダルなど出場3種目でメダルを獲得した伊藤美誠(20=スターツ)ら代表選手6人が出席した。

 初の大舞台を終え、伊藤は「1年延期になってくじけそうになったことは何回もあります。でも優勝するために一日一日大切に、東京五輪まで一番練習してきたって胸張って言えます」と話し「ミックスダブルスではしっかり目標の金メダルを取ることができた」と振り返った。

 混合ダブルスでは水谷隼(32=木下グループ)とともに決勝で中国ペアを撃破。大会前に「水谷選手に『練習して』と押しつけちゃった」と明かすが、本番での勝負強さは2人の努力があったからこそ。伊藤は「一緒に金メダルを取れたことはすごく光栄だし、本当に組めて良かったなと思っています。自分自身もっともっと成長して、シングルスで金メダルを取れるように頑張っていきます」と力強く語った。

 男女代表6人には協会から報奨金が贈られ、伊藤は最も多い1000万円をゲットした。