<卓球全日本選手権>3冠達成・石川佳純に見えてきたリオ五輪メダル

2015年01月19日 16時00分

 卓球の石川佳純(21=全農)が2016年リオ五輪個人メダルを射程圏に入れた。全日本選手権最終日(18日、東京体育館)女子シングルス決勝で森薗美咲(22=日立化成)を4―1で下し、2年連続3度目の優勝。混合ダブルス、女子ダブルスに続く3冠は1960年度の山泉和子以来54大会ぶりの快挙だ。

 

 石川は「3冠は本当にうれしい。苦しい試合ばかりだった。思ってた以上にみんなが向かってきて、自分のプレッシャーも大きかった」と涙を浮かべたが、その存在は「ライバルの福原(愛)が欠場した今大会で石川の優勝は当然の結果。実力は相当離れている」(村上恭和日本女子監督)と抜きんでている。

 

 昨年12月のワールドツアー・グランドファイナル(タイ)で優勝し、1月の世界ランクで4位に浮上。紛れもない日本のエースになった。さらに世界4位に入ったことで、メダル獲得へ大きなアドバンテージを得た。「とにかくリオ五輪まで4位をキープしてほしい。4位と5位では全然違うんです。中国選手と当たらずに準決勝まで行けますから」(日本卓球協会・前原正浩専務理事)

 

 中国選手の強さは誰もが知るところ。しかし4位以内に入っていれば、リオ五輪のトーナメントブロックで上位の中国選手と分かれる。メダル獲得に大きく近づくのだ。

 

 まずは今年の世界選手権(4~5月、中国・蘇州)でのメダル獲得が目標。「世界には強い選手がたくさんいるが、メダルを取りたい。ランクももっと上がるよう努力したい」と言う石川が、日本の卓球史に残る初の個人メダル獲得へ好スタートを切った。