東京パラリンピック・卓球競技(26日、東京体育館)、女子シングルス(クラス11)の1次リーグが行われ、2018年世界選手権銅メダルの古川佳奈美(24=博多卓球クラブ)は、レア・ファーニ(フランス)に0―3で敗れ、開幕2連勝とはならなかった。

 前日(25日)の試合では、16年リオ大会金メダルのナタリア・コスミナ(ウクライナ)に3―1で快勝。「誰がきてもおかしくないように対応していたので、別に嫌だなって気持ちはなかった」と手応えを口にしていた。

 しかし、この日はショットに精彩を欠いた。最後まで自分のプレーを発揮することができず「勝つ気持ちでいたので悔しい。自分でも昨日より緊張しているなって自覚はあったけど、思うように体が動かなかった」と涙を流した。

 男子シングルス(クラス9)の1次リーグには、開会式で旗手を務めた岩渕幸洋(26=協和キリン)が登場したが、レフ・カツ(ウクライナ)に1―3で敗れた。