東京五輪・卓球女子団体決勝(5日、東京体育館)、日本は中国に0―3のストレート負けを喫して銀メダル。2012年ロンドン銀、16年リオ五輪銅に続く3大会連続のメダル獲得となったが、悲願の頂点はお預けとなった。

 団体で3大会連続メダル獲得となった石川佳純(28=全農)は試合後、涙が止まらなかった。

 今大会では代表のキャプテンを務め、伊藤、平野とともに最高のチームをつくり上げた。「本当に心強いチームメートで自分自身のレベルが(2012年)ロンドン(五輪)のときよりも上がったと思いますし、目標も高くなったと思います」

 悲願の金メダルは逃したが「ここまでトップレベルで続けてこれたことは、少し自分を褒めてもいいのかなと。特にリオ(五輪)からの5年はすごく厳しい道のりだったのでサポートしてくれた人には感謝しかないです」と内に秘めた思いを明かした。

 自国開催の五輪を大目標に汗を流してきたが「これからのことはまだ何も考えてないです」と進退には言及せず、まずはゆっくり体を休めるつもりだ。