卓球の東京五輪女子団体代表・平野美宇(21=日本生命)が10日、オンラインで取材に応じた。

 以前の金髪ヘアから「昨日、ベージュとオリーブっぽく入れた」と、しとやかな新色ヘアで登場した平野。友人で東京五輪競泳女子代表の池江璃花子(20=ルネサンス)について「くじけずに努力している姿が、私にも刺激になりました。尊敬している選手ですし、仲もいい。一緒に五輪でいい結果を残して盛り上げていけたら」と共闘を誓った。

 一方で、新型コロナウイルス感染拡大の影響で東京五輪開催の賛否が割れていることについても言及。「世界が大変な状況になっていて、いろんな意見があるのはわかるなと思う。でも、選手としてはずっと夢見た舞台なので、東京五輪で戦いたいという気持ちが強いです」と選手としての素直な気持ちを吐露した。池江に出場を取りやめを要求する声が届く事態も発生しているが「いろんな意見があるのはわかるが、あまり意識しすぎても良くはないかなと思う。まずは自分ができること、感染対策や練習をして、五輪に良い状態で臨むことが一番」と、自分にできることに集中する姿勢を見せた。

 また、国際オリンピック委員会(IOC)が各国選手団へのへワクチン提供を発表したことについては「安全な状態で少しでも、五輪に臨めることはうれしいことじゃないかなと思います」と話した。