日本肢体不自由者卓球協会は10日、来年4月10日~12日に開催予定の世界予選トーナメント(スロベニア・ラシュコ)の派遣選手を発表した。

 今大会には、5大会連続のパラリンピック出場を目指す別所キミヱ(72=ドマーニ卓球クラブ)、成長著しい斉藤元希(19=東京国際大)ら男女11選手が派遣され、各クラスの優勝者に東京パラリンピックの出場権が与えられる。

 前回のリオ大会で5位に入った別所は、18年に2度交通事故に遭うと、翌年には座骨を骨折。ここ数年は苦しい時間を過ごしてきたが、かつて本紙に「今は最終予選に向けて頑張るしかないので、優勝することしか考えていない」と意気込みを語っていた。