【卓球】水谷隼が打ち明けた最多V〝全日本〟の重圧「優勝以外、周りに認められない」

2020年07月13日 19時51分

オンラインイベントで高校生と交流した水谷(中)(提供写真)

 卓球男子で東京五輪代表の水谷隼(31=木下グループ)が13日、オンラインイベントに出席。卓球部に在籍している高校生や、すでに引退した生徒らと交流した。

 全日本選手権男子シングルスで最多10度の優勝を誇る水谷は、ある生徒から「頂点に立ったときの気持ち」について問われ「(高校2年の初優勝後は)常に優勝を求められるようになったので、全日本で戦うことは苦しかった。優勝以外、周りに認められないというか、優勝しなければいけないプレッシャーが重くのしかかった。なので、うれしさよりも解放感のほうが強かった」と過去の苦悩を語った。

 また、別の生徒から「気持ちの切り替え」をテーマに質問されると「僕も引きずってしまう」とした上で「優勝した場合は余韻に浸るのはいいかも。そのときのいいイメージでプレーができるので。心に余裕ができるとパフォーマンスも向上する」と回答。

 一方で「負けて悔しさを引きずってしまうと(試合数の多い)卓球選手にとっては悪影響だと思うので、極力早く忘れるようにする。その試合の映像は見ないとか、思い出さないことが大事」とアドバイスした。

 高校生活最後の大会がなくなった生徒から「どのように気持ちの入れ替えればいいか」と聞かれ、水谷は「自分も(東京)五輪が延期になってしまって、もしかしたら中止になってしまうかもしれない状況なのですごく気持ちが分かる」とコメント。

 それでも「皆さんは試合で勝つことももちろんだけど、卓球が好きだからやっていると思う。たとえ試合ができなくても卓球が好きな気持ちは忘れずにずっと続けてほしい」とエールを送った。